ふるさと納税するくらいなら認定NPOに寄付しよう
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認定NPOに寄付をして寄付金特別控除をうけ、自己満足をしています、というお話
ふるさと納税の返礼が問題ですって話題が過ぎた後にポストするのも時季外れですが、 ちょうど今年から始めたUNHCRのレターが届いたので書いてみます。
メリット
- 支払った額が活動先の活動にフルで生かされる
- ふるさと納税だと返礼品が貰えるわけですが、基本的には商品力がない産品をやや安く買い上げる仕組みなわけで、三方損な感じがして気にくわないです
- 国際問題などへの感度が維持される
- 確定申告をして特別控除されれば4割弱帰ってくるので、実質的に自分の財布からでた金額の1.5倍程度の貢献ができる
- 税額控除は、(寄付金額-2,000円)×40%
- 私の場合年間 36.000円寄付していますから確定申告で 13,600円 帰ってきます。
- つまり 22,400円 寄付をすると 1.6倍 の効果が出ているということですね
私の定期的な寄付先
国境なき医師団日本
かなり老舗の医療援助団体であるところの国境なき医師団の日本チームです。 普段から物資や輸送手段が準備されてて災害発生時も即出動しているので、 災害時に「募金の呼びかけ」があっても「先回りして寄付しているわ…」と いう心の余裕はあります(その上で義援金は送りますが)。
きっかけはNRI時代、尊敬する先輩が「営業貢献のn%を寄付する、と 宣言して営業の励みにする」ということをされていて、まずは寄付から 見習おう!と思っていたところ、ダイナースが毎月寄付のパンフを 送ってきたのに乗っかった、という次第です。 残念ながら営業の励みの効果はでませんでしたが…
国境なき医師団の特徴は、援助だけではなく「証言活動」とよんで、 現地の状況を報道することもミッションとしている点です。 そのため、寄付金のうち正味に活動に使われる費用には報道費も入る、 という基準ですが、報道抜きで74%報道入りで78%ということで、間接費比率としては優秀ではないでしょうか。
パンフレットは年3-4回届きます。 少し洒落た雑誌のようなレイアウトで読みやすく書かれていますが、 証言活動ですのでやや政治的主張を感じなくもない。 が、基本的には「知っておくべき事」をしる窓として十分に機能しています。
国連UNHCR協会
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は基本的には政府からの拠出金で 運営されていたのですが、 一般市民からも寄付を集める仕組みとして 各国で受け皿となる協会が設立され、日本でも 国連UNHCR協会が受け皿となっている、 という状況だそうです。
UNHCRの活動資金は、各国政府からの任意の拠出金ならびに民間からの寄付金に支えられていますが、もっと広く民間からも支えていこうという機運が世界的に高まり、日本では2000年10月に、民間の公式支援窓口として、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会が設立されました。
長女が生まれることが分かった2016年は難民問題が改めて クローズアップされ、お世話になった欧州も大変なことに なっているので、ここでもう1枠寄付増やすか!というノリで選びました。
寄付金のうちUNHCRに流れるのは正味75%弱ということでNPOの間接費比率としては 適正ではないでしょうか。
パンフレットは年1,2回程度とやや少なめ。 今日はじめてのパンフレットを受け取りましたが、国境なき医師団のものと くらべて、やや政府広報っぽさがあるけれど政治色は薄め、という感じでした。 もう少ししっかり読んでみようと思います。