神林長平「絞首台の黙示録」書評
購入して半年くらい寝かせてた神林長平「絞首台の黙示録」の書評
神林長平「絞首台の黙示録」
購入して半年くらい寝かせてたのを最近読んだのだが、感想が書きにくくてそのままになっていたのでメモ起こしておかねば、とポストしようとするが、神林長平ファンでないと伝えにくいものが多くてうまく言語化できない…
(だからポストしてなかったとも言える)
彼がよく使う「リアル」と「現実」の関係を使ったミステリー風なのはいつも通りだが、更に時間軸や人格のラベルまでいじっているというあたり、最後に誰もいなくなりそうな感じのあたりが新しいところかなぁ。
Amazonのカスタマーレビューの言うとおり、という感じではある。
比較的近年の3つの長編を読んでいる中で、手前2作と比べて+αのある結構見事な作品だけれど、やはり前作「だれの息子でもない」の方が初心者には分かりやすいのかなぁ。
(雪風がグッドラックだとほとんど飛行シーンないじゃん爽快感ないじゃんと似たような印象)
比較的近年に読んだもの
- ぼくらは都市を愛していた (2012年)
- だれの息子でもない (2014年)
- 絞首台の黙示録 (2015年)