長沼伸一郎「物理数学の直観的方法」書評

長沼伸一郎「物理数学の直観的方法」

※:Wiredの記事「次の人類を支える新たな科学は、この男が創り出す:長沼伸一郎(物理学者)」を読んだ時点での感想文です。

読まなきゃなぁ古典

世界の変化をあらわす全ての要素を含んだ作用マトリックス〈A〉

という考え方よくわかる。

EC屋さんは相互作用行列の中でも比較的独立性が高い部分扱ってるから「○○をいじれば売上アップ」みたいな考え方になるし、広告屋さんなんて「都合のいいところを抜き出してきて根拠にする」んで、この考え方無視してるなぁと思う。

でもゲームを作るってのは世界を作ることだから、否応なしに、この行列の複雑さに向き合うことになり、個人プレイゲームだと職人技で作れるけれど、大人数ゲームになると総合力が問われることになる…

ちなみに、某Tさんはよく「力学しってればいろいろ出来る」と言ってたけれど、やっぱりこのあたりと似たような考え方なんだろうかねぇ。

書影

物理数学の直観的方法―理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬〈普及版〉 (ブルーバックス)
物理数学の直観的方法―理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬〈普及版〉 (ブルーバックス)
作者: 長沼 伸一郎
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2011-09-21
売上順位: 8824